私は過去10年、毎年飯田グループに土地を購入してもらっています。
主に、建売用地です。
私の仲介で購入した土地は、引渡し後に建物が建築され、建売になります。
およそ20年前は、その建売住宅を仲介(販売)していました。
お客さんは、一般の購入者です。
飯田グループの建売を仲介(販売)していた時の話をします。
飯田グループの建売の特徴は、安さです。
建物は 普通 です。
たまに引渡し前の、お客さん立ち合いの建物検査で、第三者機関が入る時があります。
こんな時は、嫌~な気持ちになります。
通常1時間で終わる検査が、最長で6時間もかかったりすることがあるからです。
検査屋は、50万近くお客さんからもらうので、最大限仕事をやったフリをします。
で、お客さんがいないところで、「これは直せないですよね?これは直せますかね?」
なんて、聞いてきます。
検査屋の担当者も、サッサと切り上げたいので「落としどころ」を心得ています。
建物の粗探しをしたら、キリがないのです。
妥協できないと、購入者は不幸になります。
直せないものを直せと言ったり、新品に交換しろ!と騒ぎます。
直せないと伝えると、怒り狂う人もいます。
こうなってしまうと、今まで仲の良かった営業マンも、お客さんを見放します。
話し合いができるうちは、一生懸命対応しますが、怒鳴り散らす人とは関わりません。
飯田グループの建物は、安いです。一流の職人さんは関わりません。
悪意を持って手抜きをする職人はいませんが、ミスはあります。
こんな騒ぎに付き合ってられません。
修理できるものは修理するし、出来ないものは出来ません。
勿論、誰が見ても「これはおかしい」と思うものは、交換でも何でもします。
飯田グループの家を購入するときは「妥協」が必要です。
無理な交換ではなく、オプションをサービスさせる等の柔軟な代替え案が円満な解決の秘訣です^^
ほとんどの仲介業者は、嘘はつきません。
小さな嘘が大きな揉め事になることを、知っているからです。
揉め事に巻き込まれて、貴重な時間を失うのは嫌です。
揉め事は面倒です。関わる全員が不幸になります。
自分の仲介で家を買ってくれて、高額の手数料を払ってくれる人を裏切りません。
幸せになってもらって、引渡し後に自分が仲介した家に遊びに行くのは、楽しいです。
しかし、そうではない営業がいることも事実です。
本人は誠実でも、会社の方針が【販売力・地域一番】の店は、売ることが目的で、購入者の幸せは2番以降だったりします。
客の希望は2割だけ聞け!
こんな教育の不動産会社もありました。
猛烈な営業会社です。
営業社員のほとんどは、月収100万以上稼ぎます。
そんな猛烈営業会社では、土地や戸建ての案内が終わって、事務所に帰り、お客さんが買うって言うまで、何時間でも購入するように説得します。(20年以上前のことですが、今もあるようなことを聞きます。)
たっぷりと広告代をかけている仲介会社は、こんな傾向にあるようです。
売れないと経費倒れになるので、当たり前ですよね。
売る方も売る方だが、買う方も買う方。
昔は、建売を売ることが楽しかったし、幸せだと感じていましたが、段々と疑問に感じてきました。
インターネットの普及と共に、自分が苦労して紹介した住宅を、仲介手数料を払いたくないがために、買わないふりをして直接、売主と契約しようとする人が増えてきたのです。
これではやってられません。
売主とは仲がいいので「こんな人から直接契約したいと連絡がありました。」と、売主の担当者から連絡が来ます。
私)その人は、私が案内した人だよ。
売主担当者)どうしたらいいですか?
私)満額で買うならいいんじゃない。
ってことになります。
結局損しますよね。(時間と労力を大損)
100万なら引いてあげるよ。って話が、無しになります。
愛情無しの契約になります。
売主は得する(担当者はやらなくていい仕事が増えるので嫌がるが…)ので、契約します。
物件を案内した私は、売主担当者に「貸し」が出来ます。が、その時は損します。
時間にガソリン代、手間に、お客さんに対する気持ち。全部無駄になります。
要するに、裏切ったり嘘をつくお客さんが増えたのです。
嘘つきや裏切り者にはかかわりたくないので、10年ほど前から、プロ同士の取引き(業者間取引き)に専念するようになりました。
今回はここまでにします^^
読んでいただいて、ありがとうございました。